サクソバンク証券株式会社 — 外資系マルチアセット証券(JVCEA第二種会員)
ウィキ上の位置づけ
この項目は 取引所・VASP に属する。隣接文脈として FSA 暗号資産交換業登録制度 — 番号体系・財務局管轄・登録要件、より広い制度境界として 日本金融規制 — トークン・暗号資産・決済に関する法体系 と併読する。
FSA 登録: 関東財務局長(金商)第239号(第一種金融商品取引業者)および第二種金融商品取引業者 · JVCEA 第二種会員 #2027 · FSA 暗号資産交換業登録なし
1. 法人・株主
- 商号: サクソバンク証券株式会社
- 英文名: Saxo Bank Securities Ltd.
- 設立: 平成18年4月(2006年4月)
- 本店: 〒106-6036 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー 36F(JVCEA登録住所は虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー 22F)
- 資本金: 8億9千万円(令和5年5月 / 2023年5月増資後)
- 親会社: Saxo Bank A/S(デンマーク・コペンハーゲン本社)100%出資
- 上場状態: 非上場(親会社 Saxo Bank A/S も非上場のオンライン銀行)
デンマーク王国に本社を置くオンライン銀行 Saxo Bank A/S の完全子会社として日本で展開する外資系証券会社。グループは1992年創業で、世界170ヵ国・100万人超の顧客に金融サービスを提供している。
2. 牌照・登録状況
- 第一種金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第239号
- 第二種金融商品取引業者: 平成30年6月(2018年6月)に登録
- 商品先物取引業者: 経済産業省許可 20221206商第2号、農林水産省許可 指令4新食第2087号
- FSA 暗号資産交換業: 登録なし(同社は暗号資産交換業者ではない)
- JVCEA 会員種別: 第二種会員 #2027
JVCEA 第二種会員とは
JVCEA(一般社団法人日本暗号資産等取引業協会)の第二種会員は、FSA の暗号資産交換業登録を持たないが、暗号資産関連業務またはその周辺業務に従事する事業者が自主規制・業界標準策定に参加するための会員区分である。第一種会員(26社)は暗号資産交換業登録必須であるのに対し、第二種会員(2026年5月時点で4社)は登録不要。同社が JVCEA に加盟している具体的な業務上の理由は公表されていない。グローバルの Saxo Bank グループがかつて暗号資産 CFD を提供していた経緯や、金融商品取引業者として暗号資産関連 CFD の規制対応を検討していることが背景として考えられるが、確認できる一次情報はない。
加盟団体(暗号資産以外): 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本投資者保護基金、日本商品先物取引協会。
3. 取扱通貨
暗号資産現物取引・暗号資産 CFD の提供なし(2026年5月時点)。
同社コーポレートサイト(日本語版)には暗号資産関連商品の記載がなく、取扱商品一覧にも掲載されていない。グローバルサイトの商品ラインナップにも現時点では暗号資産 CFD は見当たらない。
4. 業務範囲
マルチアセット型証券会社として以下を取り扱う:
| 商品カテゴリ | 概要 |
|---|---|
| FX | 150以上の通貨ペア。主要・マイナー・エキゾチック・貴金属通貨ペアを網羅 |
| 外国株式 | 世界17以上の取引所上場の10,000銘柄以上(米国・欧州・香港等) |
| CFD | 株価指数・個別株・ETF・商品 CFD(取引手数料ゼロ、8,600銘柄以上) |
| 外国株式・指数オプション | 米国株式および主要指数(S&P、VIX等)のオプション取引 |
| FX・貴金属オプション | FXオプション40銘柄、貴金属オプション2銘柄 |
| 先物 | 株価指数・エネルギー・貴金属・金利 |
| ETF | グローバル市場への分散投資対応 ETF |
- レバレッジ(証拠金)取引: FX・CFD ともに対応
- 口座種類: 総合口座(現物株式 + デリバティブ)、海外商品先物取引、NDF(ノンデリバラブルフォワード)
- 法定通貨入金: 銀行振込(主要取引金融機関:三井住友銀行)、日本円口座と米ドル口座の両建て対応
- NFT・ステーキング・貸暗号資産: 提供なし
5. 市占・取引高
- 公表なし(顧客口座数、取引高いずれも公式開示なし)
- 顧客層: 主にアクティブ個人投資家・プロトレーダー向けの高機能プラットフォームを提供。FX・外国株式・CFD の同時運用を想定したマルチアセット対応が特徴
- 競合内ポジション: FX ニッチ(150通貨ペアという広さでは国内最多水準)、外国株式は手数料競争力を訴求。暗号資産交換業は非参入のため、純粋な暗号資産取引所ランキングには含まれない
6. 沿革・重大事件
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 平成18年4月(2006年4月) | 三井物産の直系孫会社として資本金5千万円にて設立。商号「三井物産フューチャーズエフエックス株式会社」 |
| 平成18年10月(2006年10月) | 金融庁における金融先物取引業者の登録完了 |
| 平成19年6月(2007年6月) | アストマックス株式会社の100%子会社となる。商号「アストマックスFX株式会社」に変更 |
| 平成21年6月(2009年6月) | Saxo Bank A/S(デンマーク)の100%子会社となる。商号「サクソバンクFX株式会社」に変更 |
| 平成22年7月(2010年7月) | 株価指数 CFD・商品 CFD のサービス開始 |
| 平成22年12月(2010年12月) | 商号「サクソバンクFX証券株式会社」に変更、個別株 CFD 開始 |
| 平成25年1月(2013年1月) | 株式会社カカクコム・フィナンシャルの店頭デリバティブ事業(kakakuFX、カカクキン)を会社分割により承継 |
| 平成28年2月(2016年2月) | 商号「サクソバンク証券株式会社」に変更(現商号) |
| 平成28年3月(2016年3月) | 総合口座・海外商品先物取引・NDF サービス開始 |
| 平成30年6月(2018年6月) | 金融庁に第二種金融商品取引業者として登録(同時期に JVCEA 加盟と推定) |
| 令和2年5月(2020年5月) | 資本金を4億9千万円に増資 |
| 令和5年5月(2023年5月) | 資本金を8億9千万円に増資(現在) |
行政処分・ハック等の重大事件の公表情報なし。
7. 戦略動向
- 2026年4月〜(期間限定): 日本円口座から米ドル口座への資金振替時の両替コスト(0.25%)を最大10万円までキャッシュバックするキャンペーンを実施。米ドル建て口座での米国株式取引強化が背景
- 2026年5月: 一定期間取引のない顧客向けカムバックキャンペーン(現物株式・ETF・オプション1回約定で1,500円分のサクソクーポン付与)を実施
- グローバル Saxo Bank グループは「取引ツール企業」としてのブランディングを強化しており、TradingView・OpenAI・FIX API 連携など外部ツールとの接続性を訴求
- 暗号資産分野への日本国内参入方針は2026年5月時点で公表なし
8. 関連人物
- 代表取締役社長: ラワル・シッダルト(公式コーポレートサイト記載、2026年5月時点)
- 代表取締役: ハンセン・キュー・トーマス(同上)
- グループ創業者: ラース・セイアー・クリステンセン(1992年デンマークで創業。現在 Saxo Bank A/S 取締役会長)
- 出資構成: Saxo Bank A/S(デンマーク)100%。グループ出資元の詳細は英語版 IR より確認可能
関連項目
- 日本金融規制 — トークン・暗号資産・決済に関する法体系 — 日本金融規制全体
- 日本 BitTrade 上場プロセス — 登録取引所上場 の 8 段階構造 — 上币流程一般论(個別社の上場活動と区別)
- 日本 Stablecoin 法制度の三層構造(JPYC・USDC・Project Pax) — 関連 stablecoin 制度
- 日本の信託型 SC アーキテクチャ — 関連 SC 制度
- JVCEA Type 2 (第二種会員) 制度 — 賛助会員 4 社分析 — JVCEA Type 2 associate membership 制度
- 国内 VASP 親会社・株主構造マップ — JP VASP 親会社マップ
- 国内暗号資産デリバティブ取引業 制度 — 金商法 × 資金決済法 デュアル登録 — JP VASP デリバティブライセンス制度
出典
- サクソバンク証券 会社概要・沿革(取得 2026-05-18)
- サクソバンク証券 取扱商品一覧(取得 2026-05-18)
- サクソバンク証券 CFD(取得 2026-05-18)
- サクソバンクグループについて(取得 2026-05-18)
- JVCEA 会員一覧(取得 2026-05-18)