Trek Labs Japan 株式会社 — 日本の暗号資産交換業者(準備法人)
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ウィキ上の位置づけ
この項目は 取引所・VASP の下位に位置づけられる。隣接領域の文脈は FSA 暗号資産交換業登録制度 — 番号体系・財務局管轄・登録要件、より広いシステム境界は 日本金融規制 — トークン・暗号資産・決済に関する法体系 とあわせて読む。
FSA 登録番号 未登録(申請準備中) · JVCEA 会員 #2034(第二種会員) · JVCEA 加入 2024 年 12 月 5 日
Trek Labs Japan 株式会社は、グローバル暗号資産取引所 Backpack Exchange を展開する Trek Labs の日本進出準備法人。暗号資産交換業(FSA 登録)の取得に向けて JVCEA 第二種会員として活動中(2026-05-18 時点では FSA 未登録)。
1. 法人・株主
- 商号:Trek Labs Japan 株式会社(英文: Trek Labs Japan K.K.)
- ブランド名:Backpack Exchange
- 設立年月日:2023 年 4 月 18 日
- 本店所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿 6 丁目 11 番 3 号 D タワー西新宿
- 親会社:Trek Labs(グローバル法人 · 本拠地ドバイ)
- 上場状態:非上場
- 出資比率・株主構成:公表なし
Trek Labs Japan は、Backpack Exchange グローバルの日本市場参入を目的として設立されたグループ日本法人であり、独立した取引所事業体ではなく、FSA 登録取得後に日本向けサービスを開始する体制を構築中のものと公式 HP で明示されている。
2. ライセンス・登録状況
- 暗号資産交換業(FSA):未登録(申請準備中) — JVCEA 第二種会員であることが、登録申請中または申請予定であることを意味する
- JVCEA 会員:第二種会員 #2034(2024 年 12 月 5 日加入)
- JCBA 会員:準会員(日本暗号資産ビジネス協会)
- 金融商品取引業・電子決済手段等取引業・資金移動業:いずれも公表なし
JVCEA 第二種会員資格は「暗号資産交換業者又は暗号資産関連デリバティブ取引業者となるための登録申請中又は登録申請を予定する事業者」に付与されるもの。FSA 正式登録の取得時期は公表なし。
3. 取扱通貨
- 日本向けサービス:2026-05-18 時点で未開始(FSA 登録前)
- グローバル版 Backpack Exchange では、BTC・ETH・SOL など主要銘柄および多数の Solana エコシステムトークンを取り扱い(公式 HP 参照)
- 日本向け取扱銘柄リスト:公表なし
4. 業務範囲
- 日本向け正式サービス:未開始(FSA 登録待ち)
- グローバル版では 現物 取引・デリバティブ(perpétual futures)・ステーキングを展開
- 公式 HP によると、日本では「モバイルアプリケーションやインターネットサイトを通じてお客様に安心してご利用いただけるサービス」の提供を計画
- Backpack Exchange グローバルは 非カストディアル型ウォレット技術を採用し、ユーザーの資産管理の透明性を重視
- 法定通貨入金チャネル(日本向け):公表なし
5. 市占・取引高
- 日本向け取引高:未開始のため公表なし
- グローバル版 Backpack Exchange:累積取引高 600 億ドル超(2024 年末時点・公式発表)、月間アクティブユーザー 50 万人以上、KYC 済みユーザー 50 万人以上(2024 年 3 月時点)、150 か国以上でサービス展開(同社 HP 公表値)
- 顧客層(日本向け):公表なし
- 競合内ポジション(日本):FSA 未登録段階のため評価不可
6. 沿革・重大事件
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2022 年 | FTX 破綻直前:開発法人 Coral(Backpack の前身となるウォレット開発会社)が、FTX Ventures などから受け取る予定だった出資金 2,000 万ドルのうち 1,450 万ドルを喪失(FTX の破綻による) |
| 2022 年末 | FTX 破綻後、Coral の創業者 Armani Ferrante 氏らが非カストディアル型取引所構想を掲げてグループを再構築 |
| 2023 年 4 月 | Mad Lads NFT コレクションを Solana 上でリリース → Solana 上で最大級の人気コレクションに成長 |
| 2023 年 11 月 | Backpack Exchange のベータ版をリリース(本拠地:ドバイ) |
| 2023 年 4 月 18 日 | Trek Labs Japan 株式会社を東京都新宿区に設立 |
| 2023 年下半期 | Backpack チームが米シカゴから東京に拠点を移転(CoinPost 報道) |
| 2024 年 2 月 | Backpack グローバルが Series A ラウンドで **1,700 万ドル(約 25 億円)**を調達。公表資料で示されたリード投資家が主導し、Hashed・Robot Ventures・Amber Group・Wintermute Ventures・Solana 創業者 Anatoly Yakovenko らが参加 |
| 2024 年 3 月 | Backpack Exchange のグローバル KYC 済みユーザーが 50 万人超を達成 |
| 2024 年 12 月 5 日 | JVCEA 第二種会員 #2034 として Trek Labs Japan 株式会社が加入 |
| 2025 年 1 月 7 日 | Backpack Exchange が FTX EU の買収を完了(キプロス証券取引委員会 CySEC および米破産裁判所が承認)。MiFID II ライセンスを取得し EU 全域でデリバティブ取引を展開予定 |
| 2025 年 4 月 | FTX EU 顧客へのユーロ返還手続きを開始 |
| 2025 年 9 月 | FTX EU 買収済みライセンスを活用し、欧州で規制準拠の永続先物取引を開始(CoinPost 報道) |
| 2026-05-18 現在 | 日本での FSA 登録は未完了・申請中 |
重大事件:FTX 被害からの再起 — Coral(前身法人)は FTX 破綻で資金の約 72% を喪失したが、同破綻を教訓に非カストディアル型ウォレット技術・ゼロ知識証明を用いた資産証明・マルチパーティ計算(MPC)カストディを核とする取引所モデルを構築した。Ferrante CEO は「Backpackはこれまでとは違うことを行っている」と公言している。
7. 戦略動向
- 日本市場最優先の位置付け:東京への拠点移転(2023 年下半期)および日本法人の設立は、日本を主要戦略拠点として位置づけることを示している。公式 HP では「将来的には日本市場において Trek Labs Japan 株式会社を通じてこれら企業理念の実現を図る」と明記
- Solana エコシステムとの連携強化:Solana 創業者 Anatoly Yakovenko 氏が資本参加者であり、Backpack ウォレットは Solana 上の旗艦ウォレットとして機能。日本でも Solana 系プロダクトを軸にした展開が想定される
- EU 展開(FTX EU 買収):日本と並行して欧州市場での規制対応型サービスも整備中(2025 年以降)
- FSA 登録申請の時期:公表なし。JVCEA 第二種会員加入(2024 年 12 月)から起算すると、審査には通常 1〜2 年程度を要する事例が多い
- Mad Lads × Saga モバイル連携:Backpack は Solana Saga スマートフォンの公式ウォレットにも採用されており、モバイル first 戦略を持つ
8. 関連人物
- Armani Ferrante(アルマーニ・フェランテ):Backpack Exchange グローバル CEO・共同創業者。元 FTX 時代の技術・規制対応を経験し、Coral を経て Trek Labs を創業。非カストディアル型モデルの構築を主導。FTX EU 買収関連の声明でも CEOとして名義を出している
- Tristan Yver:Trek Labs 共同創業者(CoinPost 等が言及)。グローバル展開を担当
- Can Sun(ケン・サン):Trek Labs Japan 株式会社 代表取締役 CEO(公式 HP 記載)
- Solana 創業者 Anatoly Yakovenko:Backpack Series A 出資者として参加・公式にコメントを発表
関連項目
- 日本金融規制 — トークン・暗号資産・決済に関する法体系 — 日本金融規制全体
- 日本 Stablecoin 法制度の三層構造(JPYC・USDC・Project Pax) — 関連 ステーブルコイン 制度
- Solana Saga / Seeker · モバイルネイティブウォレットスタック(SMS 総覧) — Solana Saga モバイルスタック
- 同業他社(外資系 JVCEA 第二種会員):Laser Digital Japan — 日本暗号資産交換業者 overview · サクソバンク証券株式会社 — 外資系マルチアセット証券(JVCEA第二種会員)
- Solana エコシステム DEX 群比較 — Solana エコシステム DEX 比較
- JVCEA Type 2 (第二種会員) 制度 — 賛助会員 4 社分析 — JVCEA Type 2 associate membership 制度
- FTX Japan 顧客資産 100% 返還ケース — 世界初の即時全額返還事例 — FTX Japan 100% 返還ケーススタディ
出典
- Trek Labs Japan 公式コーポレートサイト(Backpack Japan)(取得 2026-05-18)
- JVCEA 会員一覧 — 第二種会員 #2034(取得 2026-05-18)
- JCBA 会員一覧 — 準会員(取得 2026-05-18)
- CoinPost: JVCEAがTrek Labs Japanを第二種会員に登録(2024-12-09)(取得 2026-05-18)
- CoinPost: Backpack 25億円調達 FTX破綻の影響乗り越え(2024-02-29)(取得 2026-05-18)
- CoinPost: BackpackがFTX欧州部門を買収(2025-01-07)(取得 2026-05-18)