山口 FG (YMFG)

確度: 概ね確度あり 更新 2026-05-26 要再確認 2026-11-15 出典 2 機械翻訳
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目次

Wiki route

この項目は 地方銀行 の下に位置する。ピア/対比の文脈については ふくおか FG (FFG) と、より広いシステム/規制境界については 銀行・政策 と併せて読むこと。

TL;DR

中国地方西部 + 北九州を地盤とする広域地銀グループ。2006-10-02 山口銀行が単独株式移転で持株会社化して発足、後に もみじ銀行北九州銀行 を加えた 3 行体制(山口銀 / もみじ銀 / 北九州銀)という、地銀単独 FG では珍しい構造を取る。山陽・関門海峡経済圏(山口 + 広島 + 北九州)の広域連合 + 横浜銀行(コンコルディア)との域外協力提携 2 軸。県境を越える地銀統合と「3 行 3 ブランド」モデルの代表例。

1. 会社概要

正式名:株式会社山口フィナンシャルグループ 英名:Yamaguchi Financial Group, Inc. 証券コード:東証 PRIME 8418 / 福証 8418 設立:2006-10-02(山口銀行が単独株式移転で持株会社化) 本社:山口県下関市竹崎町 4-2-36 / 名古屋市中区栄(東京・大阪・名古屋に拠点)

主要子会社・持分

YMFG(持株会社・上場 8418)
  ├── 山口銀行(100%)── 山口県地盤・グループ母体・本店 下関
  │     └── 山口県内シェア圧倒、関門・福岡北部にも店舗
  ├── もみじ銀行(100%)── [[regional-banks/momiji-bank]] / 広島県地盤、2001 山口銀行系列入り → 2006 FG 入り
  │     └── 旧 広島総合銀行 + せとうち銀行 統合の第二地銀
  ├── 北九州銀行(100%)── [[regional-banks/kitakyushu-bank]] / 2011-10 設立、北九州市地盤(山口銀行 北九州支店分離独立)
  │     └── 福岡県北九州地区を独立ブランドで展開
  ├── ワイエムキャリア(100%)── 人材紹介・派遣
  ├── ワイエム証券(100%)── グループ証券([[regional-banks/saikyo-bank|西京銀行]] と合弁解消歴あり)
  └── データ・サービス子会社 等

合併歴史・前身

  • 山口銀行:1944 設立。前身は旧 山口無尽 / 大島銀行 等の統合で、戦時統制下の県内銀行統合により成立。下関を本店とし山口県全域に展開
  • 広島総合銀行:旧 広島相互銀行(無尽系)が普銀転換後、第二地銀として広島県地盤
  • せとうち銀行:旧 呉相互銀行系、瀬戸内沿岸地盤の第二地銀
  • もみじ銀行:2001 広島総合銀行 + せとうち銀行 合併 → 山口銀行が経営支援・系列入り
  • 北九州銀行:2011-10 山口銀行 北九州支店を分離・新設分割で誕生(地銀新設は当時 47 年ぶり)

統合背景:中国地方西部の地銀人口減少・低金利マージン圧迫 → 県境を越える広域連合戦略。広島の第二地銀救済(もみじ銀)と、福岡県北九州地区への独自ブランド進出(北九州銀)を組合せ、「3 行 3 ブランド」という地銀単独 FG では類例のない構造を構築。

重要年表

年月事象
1944山口銀行 設立(県内銀行統合)
2001もみじ銀行 発足(広島総合銀行 + せとうち銀行)→ 山口銀行系列入り
2006-10-02山口 FG 設立(山口銀行が単独株式移転で持株会社化、もみじ銀を完全子会社化)
2011-10-03北九州銀行 設立(山口銀行 北九州支店を分離独立、地銀新設 47 年ぶり)
2021横浜銀行(コンコルディア FG)と営業協力提携(域外連携)
2024中期経営計画策定

2. 事業セグメント・マップ

セグメント主要事業者特徴
地盤コア(山口)山口銀行山口県内シェア圧倒、関門・福岡北部にも展開
地盤(広島)[[regional-banks/momiji-bankもみじ銀行]]
地盤(北九州)[[regional-banks/kitakyushu-bank北九州銀行]]
証券ワイエム証券グループ証券
人材ワイエムキャリア人材紹介・派遣
域外協力横浜銀行(コンコルディア)2021〜営業協力提携

「YMFG ZONE プランニング」3 行体制

  • 山口銀 / もみじ銀 / 北九州銀 の 3 ブランド並立を維持。合併集約ではなく、地域ごとの顧客接点ブランドを保つ戦略
  • 県境を跨ぐ地銀統合の代表例で、福岡県内では fukuoka-fg福岡銀行熊本銀行十八親和銀行・みんなの銀行)と地域的に競合する関係
  • 3 行を 1 つの FG が単独で抱える構造は、他の地銀 FG(多くは 2 行体制 or 県内単独)と比べて珍しい

山陽・関門海峡経済圏

  • 山口県(下関)+ 広島県 + 福岡県北九州 を 1 つの経済圏として捉える地理戦略
  • 関門海峡を挟む下関 / 北九州を「同一経済圏」と位置づけ、本店を下関に置きながら北九州ブランドで福岡県進出
  • 中国 / 九州の境界エリアで両側に橋頭堡を持つユニークなポジション

横浜銀行(コンコルディア FG)との営業協力提携(2021〜)

  • 域外連携の代表例。地銀同士で経営統合ではなく **「営業協力」**にとどめ、それぞれの独立性を維持しつつ、法人取引紹介や ATM 相互開放等で連携
  • 地銀再編の選択肢として「合併せずに提携で生き残る」モデルを提示

B2C ブランディング

  • 「山口銀行」「もみじ銀行」「北九州銀行」3 ブランドそれぞれが地域名 + 銀行という直球の地域密着型
  • グループ統一ブランドではなく、3 行 3 ブランド維持が戦略の核

4. 規制・政策

  • 主管: 金融庁(FSA)/ 中国財務局
  • 地銀規制: 銀行法
  • 地銀再編論: 金融庁の地銀再編誘導政策(2017〜)の対象、ただし YMFG は既に統合済みで第 4 メガ構想(SBI 系)等とは距離
  • 直近政策論点:
    • 2024〜 日銀政策金利正常化 → 地銀の貸出マージン改善ボーナス(YMFG も恩恵想定)
    • 地方人口減少 → 県境を越える広域連合戦略の継続
    • 2021〜 横浜銀行との域外協力提携 → 同型モデルの広がり

Sources


[!info] 検証状況 confidence: likely(v1.0 Wikipedia 校核 2026-05-19)。設立日 / 子会社構成 / 3 行体制等の基本情報は Wikipedia + 公式 IR ベース。最新決算数値(総資産・純利益)と中計詳細は YMFG IR の最新有価証券報告書を要参照。横浜銀行との提携深度・北九州銀行の具体シェア等は別途追跡が必要。